山茶花の湯に浸る 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町
R385の思い出を少し
2002年頃から始まる私の外遊びは、野・山・海を求めたドライブ放浪でもある。
福岡県那珂川町(当時)から佐賀県吉野ヶ里町へ抜けるR385は那珂川沿いに続く道。私は那珂川の中ノ島公園やさらに上流で沢遊びなど楽しんでいた。以前は五ヶ山と佐賀・吉野ケ里の山道(坂本峠)はいわゆる酷道だった。
ガードレールの無い片側崖道で角度の厳しい曲がりが続き、離合スペースも乏しかった。交通量も多いため冷や冷やした運転を迫られていたのを思い出だす。
2006年(平成18年)東脊振トンネルの完成に伴いR385の山道は次第にスムーズな道路に変わっていく。
トンネル工事の掘削中に当たった水脈は水量が豊富なためのちに道の駅となる「さざんか千坊館」の水汲み場と麓に温泉施設が造られた。南畑ダムより上流域や五ヶ山周辺の開発も進み、今は無い沢遊び場所の風景は記憶からも少しずつ消えている。
2018年3月、五ケ山ダムが竣工し新しい眺望が誕生した。
山茶花の湯 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町
お昼過ぎまで石橋文化センターなど久留米市内で過ごし、山茶花の湯へやってきた。
駐車場にはダム湖底に沈んだ五ヶ山地区の旧宅が移築されている。当時を知る方にとっては記憶の証だろう。
敷地にはほかにも移築されたものがある。
開業当初、私は湧水を使用する沸かし湯と思い込んでいた。今回訪れてみて湧水は温泉水と分けて利用されているのだと知る。
のんびり湯に浸かりながらこの施設が誕生した当時の外遊びを思い浮かべていた。「もっと野に出よう、いろいろなものを見てみよう」
To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, to draw closer, to find each other and to feel. That is the purpose of life.
LIFE’s motto
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